先日、ブログ「マスク全体主義との戦い。」で紹介した、
ライジングコメントの話の補足です。

mayuさんは9月8日、Twitterに
〈私、ノーマスクで飛行機乗りましたけど。機内は2～3分で換気されるそうですし、喋らないし、マスク必要ないです。機内サービス時にはみんなマスク外して飲食してるんだし。あくまで「お願い」であって「強制」ではないわけだから、マスクは任意でしょ。〉
と書き込みました。

そして9月10日8時21分頃、「羽鳥慎一モーニングショー」は、
ピーチ機のマスク拒否乗客降機問題を扱う中で、
「ネットの声」としてピーチに対する賛否の意見を
2件ずつ紹介し、その中のひとつとしてmayuさんのツイートから
〈あくまで「お願い」であって
「強制」ではないわけだから、マスクは任意でしょ。〉
の部分だけを切り取り、映像に字幕で映すとともに
声優がそれを読み上げました。

問題はその読み方で、ピーチの対応を是とするコメントは、
いかにも冷静で論理的な女性のような口調だったのに対して、
mayuさんのコメントはあからさまに、いかにも
嫌味で感情的な女という口調で読んでいました。

やっぱりテレビは、こんな露骨な
印象操作を平気でやるもんなのだと、
呆れました。

おかげで、mayuさんのTwitterは
さらに炎上を煽られ、大変だったそうです。
明らかな報道被害を起こしているのですが、
テレビ朝日はこの責任をどう考えているのでしょうか？

そしてこの日の放送で、玉川徹はこうコメントしました。
「マスクした方がいいに決まってますよ。
感染予防するって意味でね。
だけど、義務じゃないんだよね。
そうすると、倫理的にはするべきだろうなと思うし、
みんなそう思ってるんだからするべきだって
いうのもわかるんだけど、一方で義務ではないんだから…」

マスクは「倫理的」にすべきって、どういう意味？
「倫理」を国語辞典で引けば、
「人として守り行うべき道。
善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。
道徳。モラル。」

マスクをすることが、
いつから「人として守り行うべき道」になったのか？
いつからマスクが善なるもの、正しきものの、
「普遍的な基準」になったのか！？

しかも玉川は、この日は感染予防のために
「マスクした方が言いに決まってますよ」
と断言したのに、そのわずか4日後の14日には、
「マスクで感染を防げるというエビデンスがないから、
コンセンサスが得られない」と言っています。
これ、何？
たった4日で、なぜ何の説明もなく
そこまで見解変わるわけ？

いずれにせよ、羽鳥慎一モーニングショー、
特に玉川徹には、倫理のひとかけらもない
ということは間違いなく言えるでしょう。

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［目次］
メディアが報じない「不都合な真実」
日本における「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の感染者数と死者数

第１章　　新型インフルエンザの顚末
第２章　　日本ではコロナは恐くない
第３章　　抑圧策から緩和策へ転じよ

【対談】元厚労省医系技官・医師木村盛世氏×小林よしのり
幸運にも「抑圧政策」を実行中にワクチンが開発されたとしても、
その間に社会や経済や文化がボロボロになってしまえば意味がない

第４章　　データを無視する専門家
第５章　　岡田晴恵・玉川徹は恐怖の伝道師
第６章　　スウェーデンは成功している
第７草　　５密会談
第８章　　東京の抗体保有率Ｏ・Ｉ％
第９章　　スウェーデンの死生観

闘論席（『週刊エコノミスト』2020年４月14日号/５月19日号/６月16日号)

第10章　　お辞儀と清潔感の驚異
第11章　　世界各国のコロナ対策事情
第12章　　ウィルスとは進化の鍵だ
第13章　　インカ帝国の滅亡

指数関数的に卜ンデモ大爆発の『モーニングショー』泉美木蘭氏
ＰＣＲ真理教の妄言　時浦兼

【特別講義】　金塚彩乃氏
新型コロナウイルスとフランスの緊急事態法
～日本の「緊急事態宣言」とは何だったのか？

第14章　　グローバリズムの失敗と権威主義
第15章　　自由よりお上に従う日本人
第16章　　経済の方が命より重い

「コロナ脳」との闘い
～小林よしのりブログ『あのな、教えたろか。』が辿った軌跡

緊急事態宣言下、全国の様子と読者の目

あとがき